BASTET COFFEEの焙煎
<焙煎と味の特徴>
BASTET COFFEEの味わいの特徴は、軽くてフルーティーであること。
コーヒーはフルーツの種です。本来甘く華やかな風味を持っており、焙煎という火入れの過程でその香りが引き出されます。特に私たちが扱っている”スペシャリティ”と呼ばれる質のものは、そのフルーツ感も個性的。BASTET COFFFEEはそんな個性を最大限引き出した「専門家でなくても、飲み比べた時に違いがわかる」コーヒーです。
焙煎度は浅煎りが中心。酸味はありますが口当たりが軽く、酸っぱいコーヒーが苦手な方にもおすすめ。果物を食べているような、フルーティーな酸味が心地よく広がります。
また苦味がほとんどないので、コーヒー本来の味をシンプルに楽しめるだけでなく、苦味が苦手な方でも飲みやすい味わいに仕上げています。
BASTET COFFEEはドリップ用・エスプレッソ用などのブレンドを作っていません。全てのコーヒーで色々な飲み方ができた方が楽しいと思っているからです。
ドリップコーヒーはもちろん、ミルクを入れても、エスプレッソにしても、どんな飲み方でも楽しめます。ぜひお気に入りのコーヒーを見つけて、自分のスタイルでお楽しみください。
<北欧×台湾の焙煎スタイル>
BASTET COFFEEの焙煎は、「ノルディックロースト」と呼ばれる、コーヒーの香りを引き出す北欧式の焙煎方法がベースになっています。京都で開店する前は5年間台湾・台南で焙煎していたのもあり、台湾式の焙煎スタイルもミックスされています。
台湾はフルーツ大国であり、かつ昔から台湾茶の華やかなフレーバーを楽しむ文化がある国です。それはコーヒーに対しても同じで、チェーンのコーヒー屋さんでもシングルオリジンから選べるのが当たり前、コンビニでもドリップコーヒー(手で淹れてくれます)が提供され、特にフルーティーな特徴の強いコーヒーが好まれます。
そんな中で試行錯誤を重ねてできたのが、今のBASTET COFFEEのレシピです。フルーティーで、コーヒー本来の甘さが感じられる味わいをお楽しみください。
<焙煎機について>
焙煎機は、ずっと愛用している台湾製のものを台湾から輸入し、使用しています。 火力と風力のコントロール幅が広く、窯の蓄熱性も優れており、世界最大の焙煎競技会(SCA)の台湾大会指定マシンとなっています。
また台湾のコーヒーショップは非常にオープンで、自身の焙煎レシピを他のお店と共有し合って、より良い焙煎を目指す文化があります。私たちもそうして焙煎をブラッシュアップさせてきました。
現地でしかなかなか出会えない台湾独自の味わいを、ぜひ一度お試しください。