BASTET COFFEEの焙煎

The Sweet Fruity Side of Coffee - 甘く、フルーティーな一杯 -

コーヒーは果実の種。
糖度は18〜22──りんごや桃よりも甘い果物です。土地や品種、生産者の手しごとによって、“甘さ”と“香りのもと”を豊かに含んだ豆が生まれます。

BASTET COFFEEが扱うスペシャルティコーヒーは、その中でも甘み・酸味・香りの質が際立つ豆。
一口で、コーヒーの印象が変わるはずです。

焙煎は浅煎りが中心。
“ただ酸っぱい”ではなく、“果実のように甘い酸味”を大切にしています。苦味が少なく、コーヒーが苦手な方でも飲みやすい味わいです。

ドリップでも、ラテでも、エスプレッソでも。
あなたのスタイルでお楽しみください。

 

Green Beans Selection - 生豆選定の考え方 -

コーヒーの味作りは、焙煎の前から始まります。

いまのコーヒーは産地よりもロットごとの差が大きく、飲んでみるまで本当の味はわかりません。
だから私たちは、世界の生産者や輸入業者と常にやり取りし、気になる豆は必ずカッピング(テイスティング)。
甘さ・個性・飲みやすさ。この3つが揃ったロットだけを仕入れています。

扱う豆は主に85点前後のトップスペシャルティ、時に90点超の世界トップロットも。
スコアが目的ではなく、「甘くておいしい」 を突き詰めた結果の基準です。

ひとつひとつが、はっきりと違いを感じられる豆だけ。
それがBASTET COFFEEの生豆選定です。

 

Roasting Philosophy - 北欧×台湾の焙煎スタイル -

BASTET COFFEEの焙煎は、HTST(High Temperature Short Time)と呼ばれる高温短時間焙煎。香りを重視する北欧で生まれたスタイルを基礎に、5年間暮らした台湾・台南で磨いた“甘さを重視する台湾式”を掛け合わせています。

台湾はフルーツ大国であり、香り豊かな台湾茶の文化が根づく土地。コーヒーにもその感性が息づき、チェーン店でもシングルオリジンを選べるほど、フルーティーなコーヒーが愛されています。

そんな環境の中で試行錯誤を重ね、北欧の透明感と台湾の甘やかさを併せ持つ、BASTETの味が生まれました。フルーティーで、コーヒー本来の甘さを感じられる──それが、私たちの焙煎スタイルです。

 

Our Roaster - 焙煎機について -

私たちが使用しているのは、台湾から取り寄せた愛用の焙煎機。
火力・風力・ドラムスピードなど焙煎のコントロール幅が広く、窯の蓄熱性にも優れた焙煎機です。また焙煎士の個性を強く反映させられることから、2017年まではCRC(Coffee Roasting Challenge|世界コーヒー焙煎競技会)台湾大会の指定マシンでもありました。

台湾のコーヒー業界はとてもオープンで、焙煎レシピを共有し合い、より良い味を追求する文化があります。 私たちもその中で、焙煎技術を磨いてきました。

現地でしか出会えない台湾の焙煎文化の香りを、ぜひ一度、京都でお楽しみください。