3匹のブレンド

BASTET COFFEEのブレンドで使っているコーヒーは、全て厳選されたスペシャルティ品質のもの。単体のコーヒーでは表現できない、ブレンドならではの味わいを作っています。

一昔前。ブレンドコーヒーといえば「安価で、質の悪い豆が混ざっているもの」というイメージがありました。店の看板豆ではあれども、稼ぎ頭としての役割を果たすために、低単価高利益が求められていたからですね。
低価格のカフェやコンビニなどでは未だ「ブレンド＝品質を下げて価格を下げるもの」であり「XXブレンドという名をつけ、XXの豆が(少し)入っているから高そう＝価格を上げて利益率を上げるもの」という打算的な使われ方が多いように思われます。

ですがスペシャルティ界隈では、ブレンドコーヒーの在り方が、ここ数年で大きく変わってきていると感じます。コーヒー全体の質が上がり、美味しくないコーヒーは、安くても求められなくなってきたからです。ゆえに各お店が「ブレンドコーヒーの意味とは？」という課題と向き合い始めています。

私たちにとってのブレンドとは、スペシャルティコーヒーへの架け橋です。
スペシャルティの個性を引き出しながら、浅煎りに慣れていない方でも飲みやすいコーヒーであること。それが、コーヒーの違いや楽しさに気づくきっかけになれば良いなと思っています。

なのでブレンドを気に入ったら、ぜひシングルオリジン(国・地域ごとに分けられているもの)のコーヒーもお試しください。(ブレンドが一番利益率が低いのはヒミツです𓃠)

𓃠バステトブレンド

エチオピアのナチュラルをベースに、ブラジルを少し配合したバランス派。
フルーツの華やかさの中に、チョコレートのような落ち着いた味わいが感じられ、浅煎りの魅力を感じたい方にまずおすすめしているコーヒーです。

𓃠ぺぺブレンド

エチオピア２種を配合した、ぺぺのオレンジのように明るいブレンド。
フルーツ感と花のような香り、紅茶のようなスッキリした飲み心地を表現しました。飲みやすくも、フルーティーさを引き出した、スペシャルティらしさど真ん中のコーヒーです。

𓃠オチョブレンド

ブラジルとインドネシアを配合した、オチョのグレーのような落ち着いたブレンド。
チョコレートやナッツ系の香ばしさに、少し重めのフルーツ感が香る、どっしりめ(とはいえ浅煎りですが)のコーヒーです。普段中煎り・深煎りを飲まれる方の、最初の浅煎りとしておすすめをしています。