BASTET COFFEE
フリンザエステート, ラクティックナチュラル
フリンザエステート, ラクティックナチュラル
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INDONESIA
Frinsa Estate, Lactic Natural
インドネシア
フリンザエステート, ラクティックナチュラル
| Origin: |
Gunung Cupu, West Java ウエストジャバ州 グヌン・チュプ |
| Farmer: |
Frinsa Estate / Fikri Raihan Hakim フリンザエステート / フィクリ・ライハン・ハキム |
| Varietal: | Ateng Super|アテンスーパー |
| Process: | Lactic Natural|ラクティックナチュラル |
| Altitude: |
1300-1500m |
| Roast: | Light|浅煎り |
| Notes: |
Grape, Cranberry, Strawberry, Lychee, Honey, Yogurt ぶどう, クランベリー, いちご, ライチ, 蜂蜜, ヨーグルト |
About the CAT - このコーヒーについて -
デパートの宝石屋さん色のネコは、偉そうなネコ
“高貴?ココ・シャネルかワタシのための言葉でしょう”
乳酸菌で発酵させた、珍しいインドネシアネコ。
コーヒーの袋を開けた時から感じる「なんか違う」感。
”アーシー、ハーバル、ダークチョコ”
インドネシアといえばこういう香りになりがちだけれども、この子はちょっと”違う”ネコ。
赤ワインの芳醇な香りとボディ、いちごグミのアロマに、複雑なトロピカルなフルーツの香り。飲むヨーグルトっぽい飲み口や酸味(さすが乳酸菌発酵!)に、蜂蜜や黒糖の甘い余韻がいつまでも続く、面白いバランス感。
それに冷めてくると、もっともっと果実感が前に出てきて、クランベリージュースのギュッと濃厚な甘酸っぱさが。
ずっしり感と飲みごたえはインドネシアそのものだけれど、香りと複雑さが全然違う。
伝統は生かしつつ、「インドネシアってこういうもの」って固定観念を打ち破った、新時代のコーヒーがやってきたワ。
Words of BASTET - バステト神のお言葉 -
インドネシアのコーヒーといえば、世界でも最も歴史の古い産地のひとつ。17世紀にはすでに栽培が始まっていて、中南米よりも100年ほど早いの。
え?それはワタシの歴史の方が古いワ。3000年なのだから。
インドネシアのコーヒーって、どんなイメージがあるかしら?
どっしりしてる。土っぽい。ハーバル。チョコレート。とか?
さてここで問題です。
「どうして、インドネシアはこういう味が多いと思う?」
もちろん気候や土壌もあるワ。
でもそれ以上に「品種」と「プロセス」が影響しているの。
かつてインドネシアでは、コーヒーのさび病(樹の病気)が一気に広がってネ。そこからというもの、耐病性の高い品種が優先して育てられるようになったの。
そんな品種(ハイブリット品種って呼ばれるワ)は、アラビカ種(スペシャルティの主流)だけでなくロブスタ種(缶コーヒーとかで使われる苦い品種)の遺伝子も持つからネ、少し暗い印象になりやすかったり、水に溶けやすいのもあって、ボディが重くなったりしがちなの。
さらに、湿度がとっても高いこの土地では、コーヒープロセスで重要な「乾燥」の品質を安定させるのが難しい。
加えて、小規模農家の経済的な事情もあって、早く現金化できて乾燥リスクも抑えられる「ウェットハル」という、土っぽさやハーブ系の印象が出やすいプロセスが主流になったの。
(ウェットハル?って思った方はこちらをドウゾ)
Anyway,
「耐病性の高いハイブリッド品種 × 特殊なプロセス」
この掛け算によって、良くも悪くも「インドネシアらしさ」が生まれた、というわけ。
ワタシはとっても好きな個性だから、ウェットハルも絶対ラインナップするのだけれどもネ。
さて時は令和。
世界各地で若くてイノベーティブな生産者が増えて、コーヒーのつくり方は大きく変わってきている。
それはネ、インドネシアでも同じなの。
ウェットハルにとらわれないウォッシュドやナチュラル、アナエロビック。品種も、より品質志向のものへとシフトしてきているワ。
今回のロットも、その流れのひとつでネ。
インドネシアでは珍しい、単一農園「フリンザエステート」のコーヒー。国内トップクラスの生産者で、本人たちは「競合はほぼいない」と言い切るほど。(やばい)
この農園では、区画ごとに単一品種のみを栽培するという徹底ぶり。今回の品種「アテンスーパー」も、インドネシアの伝統種「アテン」を選抜し、品質を高めた特別なロットなの。
プロセスも、、後で説明するけれど、
コロンビアで盛んな特殊発酵をふんだんに使い分けながら、味わいを設計しているのヨ。
え?これ本当にインドネシア?と思わず言ってしまうような味わいで。まさに新しいインドネシアなの。
新しいインドネシア。ネオインドネシア、……ネコインドネシア。ネコ!!
フフフ。試してみない?
— バステト記 第十一章 五節 (From the Book of Bastet, Chapter XI, Verse 5)
Varietal / Lineage - 品種 -
Ateng Super|アテンスーパー
インドネシアで広く栽培されている「Ateng(アテン)」をベースに、より優れた個体だけを選び抜いて育てられた改良品種。
ルーツは「Timor Hybrid(ティモール・ハイブリッド)=耐病性に強い品種」と「Caturra(カトゥーラ)系統=スペシャルティを代表する、育てやすくて美味しい品種」。
耐病性が高く、収量も安定することから、長く“実用性”を重視して扱われてきた存在ヨ。
でもね、ここからがこのコーヒーのすごいところ。
このアテンスーパーは、その中から、品質にフォーカスして選抜された子なの。
簡単にいうとネ、
すでに素晴らしいベースがある中で、とにかく美味しいものを選抜して育て上げた、いわばエリート養成校の中での学校代表、アテンの中のアテンのような存在のアテンなの。
一般的にインドネシアの品種は、力強さやボディに寄ったキャラクターになりやすいけれど、アテンスーパーはそこに、クリーンさや甘さ、そして繊細さまでも併せ持ってる。
「効率」から「品質」へ。
現代のコーヒー進化の流れを、そのまま体現したような品種なのヨ。
Process / Personality -プロセス-
Lactic Natural
ラクティックナチュラル
果肉がついたまま乾燥させるナチュラルをベースに、乳酸菌発酵によってさらに個性を加えたプロセス。
ちなみにこの農園「フリンザ・エステート」ではネ、全ウォッシュド/ナチュラルに乳酸菌発酵を採用していて。ハニーはテンペ菌(納豆みたいな大豆発酵食品を作るもの)やサッカリン酸(コンブチャのやつ)を使って発酵っていう、、味をコントロールするためのあらゆる発酵を使い分けている、発酵エキスパートなのヨ。
さてプロセスに戻ると、、
完熟したコーヒーチェリーを収穫した後は、まず丁寧に水洗い。フローター選別(浮いた未熟豆を取り除く)から始まるの。
そのあと、水と一緒にタンクへ。そこに乳酸菌(=lactobacillus/ラクトバチルス)を加えて、嫌気性(アナエロビック)環境で約2日間の発酵を行うワ。
この“乳酸発酵”によって、まろやかな酸味と甘さが引き出されるのがポイントネ。
発酵後はそのまま果肉付きの状態でじっくり乾燥。およそ14〜20日をかけて、水分値が10〜11%になるまで丁寧に仕上げていくの。
ナチュラルの濃厚な果実感に、乳酸由来のなめらかさが重なる、
少し妖しくて魅力的なプロセスヨ。
FLOW
- 収穫・洗浄・選別
- 乳酸菌による嫌気性発酵(48h)
- 乾燥(14-20Days)
Importer's Notes- インポーターより -
フリンザエステートは、インドネシア・西ジャワに位置する家族経営のコーヒー生産者です。
もともとは野菜農家として営まれていましたが、土壌流出や環境負荷の問題をきっかけに、森林環境を守る手段としてコーヒー栽培へと転換しました。
現在は自社農園に加え、周辺農家と連携した生産体制を築いており、地域全体で品質の向上に取り組んでいます。農園では品種ごとに区画を分けて栽培し、収穫時にも混ざりを防ぐなど、品種ごとの個性を最大限に引き出すための管理が徹底されています。
また、発酵や精製に対する理解が深く、従来のインドネシアの手法にとらわれず、乳酸発酵などのコントロールされたプロセスを取り入れることで、よりクリーンで洗練された味わいを追求しています。
在来品種の個性を活かしながら、環境への配慮と品質の両立を目指す生産者。
インドネシアのコーヒーの新しい可能性を感じさせる存在です。
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