BASTET COFFEE
コスタリカ ドン・オスカル シドラ, イエローハニー
コスタリカ ドン・オスカル シドラ, イエローハニー
通常価格
¥1,200 JPY
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Don Oscar Sidra, COSTA RICA
REGION : タラス
FARMER : エル・コヨーテ
VARIETAL : シドラ
PROCESS : イエローハニー
ALTITUDE : 2050m
NOTES : 梨, りんご, みかん, キャラメル, 蜂蜜
ROAST : 浅煎り
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はちみつ色のネコは、銅像ポーズのネコ。
”世界の中心はオーストラリアではなく、ワタシ。”
梨やりんご、みかんのような繊細なフルーツの香りと、ハニープロセスらしい、甘くなめらかな口当たりが楽しめるコーヒー。温度が高いとキャラメル、冷めてくると蜂蜜のような後味もあって、終始甘さが持続します。ヨーグルトのような丸みのある酸味も特徴で、スペシャリティらしさはありながらも、強い酸味が苦手な方にもおすすめできるコーヒーです。
豆のままお買い求めの場合は”豆のまま"を、ドリップ用やエスプレッソ用に挽く必要がある場合は挽き目の部分でお好みのものを選択してください。
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<バステトのコメント>
コスタリカから、シドラ種のイエローハニーが登場。
コロンビアが新プロセスの開発によってぶっ飛んだ味を出し続けているのに対し、奇を衒わない方法でバリエーション豊かなコーヒーを生産する国コスタリカ。品種もプロセスも多様のためフレーバーはいろいろありますが、総じてクリーンで甘いというスペシャリティのお手本のような国だと感じています。
去年は同じタラス地区の、ブラックハニープロセスのものを出しましたが、それがナチュラルのような発酵感が強かったのに対し、このロットはクリーンでトロッとした甘さが際立つコーヒーに仕上がっています。
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<品種:シドラ>
ゲイシャなどと同じくエチオピア原生種に起源を持つ、エクアドル発祥の品種。2019年のバリスタ世界チャンピオンが使用した品種として一気に知名度を上げました。甘さとトロッとした質感が特徴の品種で、名前の由来は諸説あり。りんごのような香りから「Sidra=シードル(スペイン語でりんご酒)」だとか、たまたま近くに植えられていた木が「シドラ」という名前だったからだとか。
まだまだレアな品種なので、ぜひお試しあれ。
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<プロセス:イエローハニー>
今や世界中で人気のハニープロセス。元を辿るとコスタリカで生まれています。
ウォッシュドとナチュラルの中間のプロセスで、ウォッシュドのクリーンさ/爽やかさとナチュラルの果実感がどちらも味わえるプロセスです。
ハニープロセスは、果肉部分を機械で除去(パルピング)した後に、その下の粘着層(ミューシレージ)を落とさずヌメヌメの状態で乾燥に入るのが特徴です。中でもイエローハニーは最も伝統的なハニープロセスで、乾燥工程に進む過程で水路で運搬し、ミューシレージを水中で半分ほど発酵・分解。乾燥後には豆が黄色くなることから、イエローハニーと呼ばれます。
なおホワイト、イエロー、ゴールデン、レッド、ブラックハニーとバリエーションがありますが、ミューシレージの残留量と、乾燥のスピードによって出来上がりの豆の色が変わるため、呼び名が変わります。
流れ:
収穫→パルピング(果実部分の除去)→水路運搬→乾燥
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<インポーター資料より>
コスタリカ随一の名産地、タラス地区。その中心部と言えるサンマルコス地区にミルを構えるソリス一家は素晴らしい品質のコーヒーを生み出すことで知られています。
曾祖父ドン・イスマエル・ソリス氏の代からコーヒー生産をはじめ、その息子であり現生産者の父にあたるドン・オスカル氏がマイクロミルを設立したのが2013年の事です。コーヒー生産の将来を見据え、自身の家族、そして農園で働いてくれる人々の生活を豊かにしたいという強い願いからマイクロミルを設立しました。ドン・オスカル氏が他界した2017年以降、息子兄弟のアレハンドロ氏(兄)とオラシオ氏(弟)が父の意思を大切に受け継ぎ、父の名を付けたドン・オスカル・ミルを運営しています。コーヒー生産に情熱を傾け、責任感が人一倍強かったドン・オスカル氏と同様に、日々真摯に農園に向き合い、品質向上に取り組んでいます。
エル・コヨーテ農園は、2013年のミル設立以降に毎年コツコツと貯めた資金を使い、2016年に新たに購入した農地です。標高2,050mとドン・オスカルが所有する15の農園(農地区画)の中でも最も高地に位置する農園です。コヨーテ(狼)が生息している事から、その名が付いた農園で、ビジャロボスやゲイシャ、エチオピア47、ティピカ、パカマラなど希少な品種の試験栽培を行っており、ドン・オスカルのノウハウや知見を投じた肝いりの農園です。日当たりが非常に良い事から、バナナを中心としたシェードツリーの下で、時間を掛けて熟度を蓄えたコーヒーチェリーが栽培されています。
また、エル・コヨーテ農園の収穫は、10年以上ドン・オスカルで収穫経験のある熟練のピッカーが担当しており、品質や姿勢を理解したベテランの手によって、完全完熟のチェリーのみが収穫されています。コロナ渦においては、こうした中米を行き来するピッカーの人々の確保が大きな懸念事項でしたが、長年付き合っているパナマ人のピッカーの人々に依頼する事ができた事、また彼らの収入の役に立てた事に安心したと語ります。
エクアドルで発祥し、その名を轟かせたシドラ種。この品種がコスタリカに届いたのは、ドン・オスカルのコーヒーを輸出するエクスクルーシブ社とエクアドルの深い関係によるものです。
2000年代、マイクロミル革命によって家族経営の小規模なコーヒー生産者が自前のウェットミルを構え、より高品質なコーヒーの生産に乗り出したコスタリカは、スペシャルティコーヒーのマーケットにおいて持ち前のクラフトマンシップで世界を牽引する生産国に成長しました。
そんなコスタリカへ、自国のコーヒー産業の危機的状況を変えていきたいとコーヒーを学びに来たのが、エクアドルでコーヒーの輸出を手掛けるCafecom社のジョナサン氏でした。コスタリカのコーヒー生産のノウハウや品質評価をエクスクルーシブから学び、エクアドルに持ち帰った彼は生産者たちへそのノウハウを伝え、Taza Doradaコンテストを開催。エクスクルーシブ者の品質管理責任者であるワイネル氏もコンテストのサポートに加わり、何年もかけてエクアドルコーヒーの品質底上げを図ってきました。今、エクアドルコーヒーが世界的にブレイクしたのも彼らの献身とリレーションの成果と言えるかもしれません。
そんな深い繋がりの中で、エクアドルを代表し、評価を得たシドラ種がコスタリカに持ち込まれ、コスタリカを代表する名うての生産者へシドラの苗が託され栽培が始まっています。
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